埼玉県に住む専門学校生の男(23)が、東京・豊島区の路上で、都内に住む男児(2)の腹を右足で蹴り、暴行の容疑で警視庁池袋署に現行犯逮捕された事件。男は「泣き声がうるさくてイライラしたので蹴った」などと容疑を認めており、警視庁は身柄を送検した。「週刊文春デジタル」では男の両親と担当弁護士に話を聞いた。

 暴行事件が起きたのは12月23日午後0時50分頃。男は、豊島区西池袋の「マクドナルド池袋西口店」前の路上にて、入店しようと列に並んでいた2歳児の腹を右足で蹴り、軽傷を負わせた。

現場となったマクドナルド ©文藝春秋
池袋駅前。奥に現場のマクドナルド ©文藝春秋

「事件当時、2歳児は『おもちゃ屋に行きたい』と駄々をこねていた。男は2歳児の前に並んでいて急に振り向き、暴行を加えそのまま2歳児の父親に取り押さえられ現行犯逮捕された。その後、容疑は傷害に切り替わり12月25日の朝に送検された」(社会部記者)

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 ネット上では身勝手な男の行動に批判が集まっているなか、男は現在保釈され埼玉県内の自宅で静養している。

 近隣住民が話す。

「一人っ子で両親から大切に育てられ、高校、大学を卒業した後、映像関係の専門学校に通っていた。親子は仲がよく、一緒によく外に出かけている。小さい頃から障害があったようで、色々なところに相談して治療に取り組んできたが、今も悩んでいらっしゃる。彼は最近体調が優れないときがあったようで、家の近くでじっと座り込んでいた」(近隣住民)

 男の両親に話を聞いた。