「すぐ欲しい」場合には不向きだが…
以上のように、今回の筆者のケースでは薬剤師とのやりとりは滞りなく終わりましたが、電話した時間帯が15時半頃と遅かったためか当日発送に間に合わず、発送完了のメールが届いたのは翌日、実際に品物が到着したのは翌々日でした。サイト上で注文した日を1日目とすると、Amazonから要連絡のメールが届いたのが2日目、薬剤師と電話でやりとりをしたのが3日目で、品物が到着したのは5日目ということになります。具体的には以下の通りです。
1日目(月) 注文(20時台)
2日目(火) 薬剤師に連絡するようAmazonからメールが届く(14時台)
3日目(水) 薬剤師に連絡を入れ、電話でやり取り(15時台)
4日目(木) 発送完了連絡
5日目(金) メール便にて到着
初日に注文したのが20時台と比較的遅めの時間だったこと、またAmazonからのメールに即対応できず折り返し連絡したのが翌日になったため、それらを差し引けば注文から到着までさらに2日短縮できる可能性もありますが、いずれにせよ「いますぐ欲しいから今日中に届けてもらう」というのは、現在は無理なようです。
セデス、EVEなど第2類医薬品なら当日中に届く
また、間に土日が挟まるようであればさらに遅れる可能性もありますので、急ぎの場合はこれら第1類医薬品はあきらめ、第2類医薬品の中から選んだほうがよいかもしれません。こちらであればお急ぎ便が使えるので、時間帯によっては当日中に届けてもらうことも可能です。筆者が今回購入した鎮痛薬のカテゴリであれば、セデスや通常のバファリン(EX以外)、EVEなどが第2類医薬品に含まれます。
結論としては、到着までの日数がかかることから「痛み止めがいますぐ必要」などといったケースには不向きです。
もっとも、薬剤師とのやり取りはスムーズで、電話番号を知らせて相手から電話を掛けてもらう仕組みであるため、こちらから電話を掛けたものの延々と待たされて料金がかさむ心配もありません。電話番号もその場で指定できるので、一時的に家族や知人などの電話を借りてやり取りを済ませることも可能でしょう。また前述のように、状況がわかるよう詳細を記入していれば薬剤師とのやり取りも不要な場合があるとのことなので、Amazonのサイト上に書かれている「最短翌日発送」も不可能ではなさそうです。
以上のように、やむを得ない手間はかかるものの、トータルではユーザフレンドリーなサービスというのが、今回使ってみた印象です。今回はAmazonを例に紹介しましたが、医院や薬局に足を運ぶ機会がなかなかないなら、まずはいずれかの第1類医薬品取扱ストアで、購入までの流れを経験しておいたほうが、いざという時に慌てずに済むかもしれません。