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2.「公式サイト」にも注目せよ

 検索で「最安値保証」「最安値宣言」と入力してみると、ホテルの公式サイトが多く表示される。ベストレートギャランティとも言われるが、OTAよりも安く提供していることをウリにしているホテルは多い。ホテルがOTA経由で販売した場合の手数料負担は10%~と、各ホテルが料金設定でしのぎを削る中、大きな負担になっているとも言われている。例えばOTAで1万円の客室を、自社サイトにて9500円で販売できれば、ホテル・利用者双方500円得をするというわけだ。

「直前のキャンセルなども自社サイトへ反映されることがあるので、こまめにチェックしてほしい」「公式サイトでしか販売しないプランや限定の当日プランなど、OTAでは反映されないケースもあるので要チェック」とホテルの予約担当者は言う。また、公式サイトへ誘導するため様々なベネフィットを設けるホテルも多い。チェックイン・チェックアウト時間の緩和、ドリンクの無料提供など多彩なので確認してみると良いだろう。

3.「直接電話」が意外と最強

 予約サイト、公式サイトなどネットでいろいろ探してみたがそれでも満室、という時にどうするか。筆者の経験則であるが、ダメもとで「直接電話」をしてみると意外に空室が見つけられることがある。直前のキャンセルなどで空室が出た場合、ホテルのコンピューターシステムでサイトへ自動的に空室が出るケースもあれば、ホテルによってはサイトへ出さない場合や、サイトへ出す前に電話があれば優先させることもあるという。直前予約で有効な方法とも言えよう。とはいえ、ホテルスタッフが空室確認の電話に忙殺され、他の仕事が手に付かないという声もある。確認する側の節度も必要だろう。

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 直接電話で予約をすると正規料金で案内されるのでは?という危惧もあるが、そもそも満室で予約困難な日ならば、予約サイトでも正規料金や、場合によってはラックレートを上回る料金で設定されている。また、連泊を希望している場合に、1日目の予約は取れたが2日目の予約は取れないということもあるだろう。初日に到着した際「もし明日の空きが出たら教えて欲しい」と伝えておくと、優先してキャンセルの空室を割り当ててもらえることもある。満室の時のキャンセル待ちも有効な方法だ。タイミングとしてはキャンセル料の発生する“3日前”はひとつの基準となる。チェックしてみてはいかがだろうか。

4.「日曜」と「月曜」がお得

 ホテル予約がとりやすい曜日がある。稼働率の低い“日曜日”と“月曜日”を狙うと良いだろう。一般的に稼働は低調な曜日ゆえ低料金に設定されていることが多い。思いがけずお得なプランに出合うことも多い。旅行日を調整できるのならば、日曜日か週の初めに予約を入れるのは得策だ。通年でみると、4月の中旬から下旬と12月の上旬から中旬は割と空いている。共に超繁忙期の谷間である。 

 次回は繁忙期でも予約が取りやすい“穴場ホテル”を紹介する。