昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

どんなに豪華な寝室も、消灯して寝たら真っ暗です

 変わったことといえば、フォロワーの家を転々としていたのが、やっと家賃数万円の部屋を借りるようになったこと、保護ネコを飼いはじめたこと、あとはサウナによく行くようになったことくらいのものです。これは「お金を使いたいけど、我慢してる」というわけではありません。単純に、そそられないのです。タワマンに住んだとしても、別に人生の面白さは直接的に高まらない。むしろ、あのクソ長いエレベーター搭乗時間にイライラしてしまいますし、どんなに豪華な寝室も、消灯して寝たら真っ暗です。デカいキッチンも、毎日のように料理大会でも開かない限りはムダだし、部屋が広くてもトイレまでの距離が長くなるだけ。高いカネを払ってウンコを漏らすだけです。タワマンも家賃数万円のアパートも、そんなに変わらないのだから安いほうがいい。お金をたくさん使うということは、それだけお金をたくさん稼がねばならず、お金をたくさん稼がないといけないということは、それだけ人生に「嫌なこと」を増やさないといけないということですから。

©iStock.com

お金がなくてもたくさんの友達がいなくても、人生は豊かにできる

 こんなふうに、「嫌なことは絶対にやりたくない」という価値観を強く持った僕は、いつもSNSでは知らない人たちから「生意気だ」「そんなの許されるわけがない」「すぐに飽きられるに決まってる」「お前なんて死んでしまえ」と散々に叩かれ、誹謗中傷に晒されています。

 でも、それで傷ついたりはしていませんw。むしろ「なんかみんな怒っててウケる」「みんな生きづらいんだなあ」「みんなも嫌なこと辞められたらいいのにね」「全部は無理かもしれないけど、少しくらいなら嫌なことの割合は減らせるんじゃないかな」なんてことを思っています。できることなら僕だけではなくて、僕以外の多くの人が「生きづらさ」を払拭できたらいいのに、と考えているわけです。

 そんな僕のちょっと風変わりな「お金観」「仕事観」「人生観」「ライフハック」「メンタル観」「人間関係観」などをこの本で皆さんと共有することで、少しでも皆さんの人生から嫌なことが消え、ラクに、そして、「私の人生、なんか豊かだなあ」と感じてもらえるようになってもらえたら嬉しいです。

 お金持ちにも、インフルエンサーにもならなくていい。たくさんの友達も、フォロワーもいらない。それでも自分自身の人生を豊かにすることはできる。そんなメッセージが伝わってくれることを祈っています。

嫌なこと、全部やめても生きられる

プロ奢ラレヤー

扶桑社

2019年12月20日 発売

この記事の写真(6枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー