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【ロッテ】最後のマウンドは突然に 小林雅英投手コーチが選手たちに伝えたいこと

文春野球コラム ペナントレース2017

2017/06/07
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小林雅英投手コーチが一番伝えたいこと

 NPB通算463試合、MLB通算67試合に登板。そんな男は現在、マリーンズのブルペンで若い投手陣に指導する立場にいる。酸いも甘いも知るからこそ、どんな時もドッシリと構えているのが印象的だ。色々な経験を踏まえ、昔話を交えながら時には励まし、時には叱咤する姿は頼もしい限りだ。

 そんな男が一番伝えたいのは人生、いつ最後のマウンドが訪れるか分からないという事だろう。だから日々を悔いのないように投げて欲しいと思っている。「オレはマリンでの最後の登板は肩も出来ていない状態から走ってマウンドに向かった。いつもリリーフカーの中で深呼吸をしたり気持ちを落ち着かせたりするのに、そういうのも出来なかった。思い出に浸るような瞬間なんてなかったよ」。そう言ってケラケラと笑う。

コーチ室で笑う小林雅英投手コーチ ©梶原紀章

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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