生活にいまや欠かせない存在となりつつあるスマートフォン。しかし日頃から使っていると、なかにはお節介と思える挙動も少なくありません。
Siriが突然勝手にしゃべり出してギョッとする
たとえばホームボタンを気づかないうちに長押ししてしまって、Siriが勝手にしゃべりだし、ギョッとした経験はありませんか? 慣れれば便利に使えるように裏技的な操作方法として組み込まれた場合も多いのですが、意図しない動きをされると誰もがギョッとするもの。操作中に突然予期せぬ画面が出現してイラッとしたり、元の画面に戻るためにはどうすればいいか分からず、うろたえることもしばしばです。
今回はiPhoneにターゲットを絞り、そんな「余計なお節介」をオフにするための方法を5つ紹介します。多くのユーザが経験したことがあるこれらの挙動を無効化することで日頃のストレスが軽減できるはずです。iOSのバージョンアップによって最近になって初めて可能になった無効化のワザも紹介していますので、iPhoneに詳しい人でも知らなかったワザがあるかもしれません。
(1) ホームボタンの長押しでSiriや音声コントロールが起動するのを止める
ホームボタンをうっかり長押ししたところ、不意にSiriや音声コントロールが起動してしまい、慌てた経験のある人は多いのではないでしょうか。普通に押しただけのつもりがギュッと握り込んでしまうというのは、よくあることです。
このホームボタン長押しによるSiriもしくは音声コントロールの起動は、iOS 10.2以降で無効化できるようになりました。
方法は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ホームボタン」を開き、「押したままにして話す」で「オフ」にチェックを入れるだけです。
(2) シェイクした時に操作の取り消しメッセージが表示されるのを止める
iPhoneを軽くシェイクすることで直前の操作をキャンセルする機能は、意図して使いこなせるようになれば便利です。
しかし、iPhoneを手に持って何歩か歩いただけで操作の取り消しメッセージが表示されたりと、何かとお節介に感じることもしばしばです。
シェイクによる取り消しを無効にするためには、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」を開き、「シェイクで取り消し」をオフにすることで対処できます。オフにしておけば、取り消しメッセージが表示されたあと、うっかり「はい」をタップして入力内容を失うという事故も防げます。
(3) 無料アプリの購入時に毎回パスワードを要求してくるのを無効化する
新しくアプリをインストールしようとすると、Touch IDの入力か、あるいはApple IDのパスワードの入力を求められます。誰かと端末を共有しているのなら、アプリを勝手に購入されるのを防ぐ効果がありますが、自分一人が使っているならば、わずらわしく感じがちです。ましてや無料アプリの場合も毎回入力を求められるとなると、なおさらです。
無料アプリの購入時にTouch IDやパスワードを尋ねられないようにするためには、「一般」→「機能制限」を開き、「パスワードの設定」から、「無料ダウンロード」にある「パスワードを要求」をオフにします。なお、iTunes StoreとApp StoreでTouch IDを使うよう設定している場合は、上記の「パスワードの設定」は表示されず、アプリの有料無料を問わず、Touch IDの入力が要求されます。