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殺人事件が起きたホテルは、なぜ外壁を塗り替えたのか? 大島てるが語る「事故物件を見破る“3つのポイント”」

事故物件サイト運営人が使う「プロのテクニック」 #2

2020/02/02

「物件名を変える」ことの意外なメリット

 “外側のリフォーム”の2つ目として、「物件名を変える」という手法もあります。これを行うと、かつての物件名でネット検索しても引っかからなくなるのです。また、オーナーにとっては費用をほとんどかけずに済む、というメリットもあります。マンション名が書かれた銘板を変えるだけなので、外壁を塗り替えるよりも簡単で安上がりなのです。

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 愛知県のとある物件では、事件後に名称を変更し、それに伴ってマンションの入り口に設置されている、建物名の入った“アーチ”が取り替えられていました。ただ、そのマンションの屋上近くには、大きな文字でマンション名が書かれた看板もあったのですが、なぜかそちらは元の名称のまま。オーナーが費用をケチった、ということだと思うのですが、むしろ「なんで下と上でマンション名が違うの?」という点が目立ってしまって、私には逆効果に思えました。

 ともあれ、名称を変えるということは、そこにはなにか大きな理由があるはずです。ここ数年のうちに物件名が変わっていないか……。これも、最近ではネットを使えば比較的簡単に確かめることができます。

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事件が起きた部屋を“消す”方法

 “外側のリフォーム”として最後に挙げられるのが、「部屋番号を変える」というやり方です。よくあるのが、「101、102、103」を「1-A、1-B、1-C」と置き換える手法です(その反対のパターンもあります)。こうすることで、事件が起きた部屋を“消す”ことができるのです。

 また、「203」で事件が起きたとして、隣の部屋との壁を壊し、その2部屋分を「202」としてしまうことで、同じく事件があった部屋を“消す”というリフォームも、時々見られます。

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 外壁の色や物件名と比べるとやや難しくはなりますが、これもネット検索で発見できる場合があります。また、部屋番号のプレートが新しかったり、付け替えられた跡があったりしたら、ちょっと注意して部屋を調べてみるのも良いかもしれません。

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