「100年に一人の逸材」。新日本プロレスのトップ選手にして、空前のプロレスブームを牽引するスター・棚橋弘至選手に、文春オンライン執筆陣と編集部から「100の質問」をぶつけるインタビューを敢行!

 IWGPインターコンチネンタル選手権で約3年2カ月ぶりに同王座への返り咲きを果たした直後、6月の雨がそぼ降る中、インタビューに応じてくれた。

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僕らは人前に出る仕事ですから、批評を受けるのは当然なんですよ

――棚橋選手もSNSで言葉を多く発信されていますが、ネットの意見を気にされることはあるんですか?(燃え殻さん)

棚橋 好意的な意見ばっかり読んでニヤニヤしてます(笑)。一時期はどんなコメントも万遍なく見てたんですが、あるとき「サイレントマジョリティー」という言葉を覚えてから、ネガティブな意見があることは気にしなくなりました。批判的な意見を言ったり、ネットで暴れている人は少数派であって、賛成派、多数の人はネットに書き込まずに黙って見てくれていると知ったんです。それに、僕らは人前に出る仕事ですから、批評を受けるのは当然なんですよ。戦うからには応援される側もいれば、批判される側もいる。それはプロレスの健全な姿だと思っています。

――それでも辛いときに支えになったファンの言葉ってありますでしょうか? (燃え殻さん)

棚橋 いろいろありますが、僕が弱音なんかを吐いたり、負けた直後はファンの言葉のほうがタフなんですよね、「棚橋はまだまだこんなんじゃないですよ」って(笑)。ファンが強く育っているなって感じるとき、僕も嬉しく思います。

――悩み事があったとき、誰かに相談しますか?

棚橋 しません。

――他人に悩みを相談されることは?

棚橋 あります。雑誌でお悩み相談して本も出しました(笑)。『史上最強のメンタル・タフネス』(PHP研究所)です。

――ちなみにリング上から、ファンの顔は見えるのですか?

棚橋 見えます! むしろ見てます!

――ファンの写真やコメントに「いいね!」するときのポイントみたいなものはあるんですか?

棚橋 写真の場合は腹筋が割れていることがポイント。コメントは読んで嬉しかったときと、自分が気付かなかったことを言ってくれたときです。

携帯の待ち受け画面は何ですか?

――ところで、棚橋選手は1日に何回自撮りしますか?

棚橋 10回(セルフタイマー含む)です。

 

――自撮りでポーズをとるとき、足や手の位置など、細かいところまでかっこよく撮れるコツは何ですか?

棚橋 撮った写真を確認して微調整することに尽きます。

――いま、携帯の中に自撮り写真は何枚くらいありますか?

棚橋 数えきれません!

―― 携帯の待ち受け画面は何ですか?

棚橋 娘です。

―― ちなみに視力はいくつなんですか?

棚橋 両目とも0.05くらいです。