昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「プロとしての売り」を見つけて欲しい外野陣

 そして、もうひとつ期待したいのが、金子侑司のひと皮むけた活躍で、メジャーに移籍した秋山翔吾の穴埋めをできるか? もう俊足のイメージは十分。問題はバッティングで、1年間フルに打順固定、つまりトップバッターでいけるかどうかでしょう。

 2年前に背番号を“2”から“8”に変更して心機一転をはかったのですが、以前8をつけていたのが渡辺直人、平尾博嗣、鈴木健、行沢久隆って……正直地味やな〜という印象の背番号でした。でも、しかし、今年は以前、松井稼頭央がつけていた“7”に変更。この球団の顔ともいえる番号がまさに背中を押して活躍してくれそうです。

 以前、山川穂高がチャンスでヒットを狙って凡打になったとき、渡辺直人から「なぜ自分の持ち味であるホームランを狙わないのか?」と叱咤されたことがありました。その言葉がきっかけで、翌日に楽天・則本昂大からの2発含めて1試合3本。渡辺直人の金言で目が覚めたということでしょう。金子も誰かの一言、出会いで変わってほしい。その「金言」との出会いに期待しましょう。

 外野争いのもうひとつは、新外国人スパンジェンバーグは確定。残る1枠の争いに大滝から武田に名字が変わっていた愛斗、それと、鈴木将平、木村文紀、そして実家が牧場経営であることをやたらと言われる戸川大輔……だれが勝ち取るのか楽しみです。

 かつて鉄人・衣笠祥雄があるドキュメント番組で言ってたことをここで思い出しました。当時の根本陸夫監督に「おまえはプロとしての売りは何なんだ」と聞かれ、衣笠は何もなくて答えることができなかったそう。それなら大きいのを打とうとホームランを狙って20本打ちプロとして残れたという。先述した山川もプロとしての売りを見つけて大成功。愛斗、木村、鈴木、戸川にも、今年はなにか「プロとしての売り」を見つけて欲しいものです。そして、なんだかんだ言ってるうちに「いたずらに時が過ぎてしまう」。これを僕からの言葉として日々努力精進に励んでもらいましょう。山賊打線に必要不可欠な機動力のために外野手の面々にがんばってもらいましょう。さあ、西武の熱い戦い、魅せる野球。もう今からワクワクしてきますね。

◆ ◆ ◆

※「文春野球コラム ウィンターリーグ2020」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/32048 でHITボタンを押してください。

この記事の写真(1枚)

HIT!

この記事を応援したい方は上のボールをクリック。詳細はこちらから。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー