海外転職を志しながらも、実際挑戦してみるとなかなかうまくいかない現実に悶々鬱々としていたところ、久しぶりに「コンサルタントにご興味ありませんか?」と日本の転職エージェントから連絡が入りました。

 新聞記者の端くれだった身としては、全然知らない世界に興味津々。日本にあるコンサルであれば海外勤務ではなくなる可能性が高いですが、エージェントと電話面談をするだけならタダなので、とりあえず面談することにしました。

「拝さまでよろしいですか?」

 ですが、日程調整のメールをやりとりしているうちに「本当にここにお世話になって大丈夫だろうか」という不安が生じてきたのです。

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 きっかけはエージェントからの、こんな質問。

「下のお名前は『拝』様でよろしいですか?」

 え? 拝?

 無論、私は拝という名前ではありません。

©iStock.com

  どこから来たのかわからない漢字に戸惑うばかり。私が名前を間違ってメールしたのかと不安になり、慌てて送信済みメールを確認します。
 
 すると、ありました! 「拝」の文字。メールの文末に「キヨシマ 拝」と書いていたのを、名前だと勘違いしたようです。

 マジか……。これを名前と思われるとは、考えてもいませんでした。たしかに「拝」を使うほど親しい相手ではないと言われるとそれまでなんですが。ボケ? ツッコんだ方がいい? っていうか「拝」を名前と間違える人に、職探し頼んで大丈夫なの?

キヨシマの転職活動メモ
一、 自分の「常識」を知らない相手に自分の将来を託すのは、怖いぞ!

 とまれ、すでに話は進んでいたので、本当にヤバい感じだったらサクッと切り上げてしまおうと割り切って電話面談にのぞみました。