先日Twitterで、あるWindows 10のショートカットが話題になりました。それはキーボードの[Windows]キー(Windows ロゴ キー)と[V]キーを同時に押すことで、クリップボードの履歴が表示されるショートカットです。
[Ctrl]キーと[V]キーでは1つの履歴しか貼り付けられないのに対し、この[Windows]キーと[V]キーの組み合わせであれば、過去の履歴からどれを貼り付けるか自由に選べます。比較的最近になって追加されたこのショートカット、存在を知らなかった人も多かったようで、多数リツイートされて話題になっていました。
さて、[Windows]キーを用いたショートカットは、[Ctrl]+[V]など古くからあるショートカットと異なり、Windows専用に作られているぶん、それだけ実用性の高いものが多数あります。前述の[Windows]+[V]は、いわば氷山の一角にすぎません。
今回は、[Windows]キーを用いたショートカットの中から、覚えておくと便利な10個を一気に紹介します。Windows 7のサポートが終了したことで最近になって使い始めた人も多いであろうWindows 10、新規のユーザはもちろん、従来からのユーザもいくつ知っているかをチェックして、知らないものがあれば活用してみてください。
その1)[Windows]+[V]:クリップボード履歴を参照
冒頭でも紹介した、クリップボード履歴を参照するためのショートカット。[Ctrl]+[V]で貼り付けられる最新履歴よりもさらに前の履歴を貼り付けたい場合に重宝します。履歴は25個まで保存可能。なお利用できるのはWindows 10の「October 2018 Update」以降のみで、かつ設定の「システム」→「クリップボード」で機能を有効にする必要があります。
その2)[Windows]+[E]:エクスプローラーを起動
エクスプローラーを起動するためのショートカット。これを覚えておけば、わざわざデスクトップに「コンピューター」アイコンを配置したり、タスクバーのアイコンからエクスプローラーを起動しなくとも、ショートカット一発で起動できるようになります。Explorerの頭文字の「E」であると覚えておけば分かりやすいでしょう。
その3)[Windows]+[I]:Windowsの設定画面を表示
Windowsの設定画面を表示するためのショートカット。新しいPCを使い始めた直後など、設定を開く機会がなにかと多い場合に重宝します。「information」の「i」と覚えておけばよいでしょう。なおデフォルトでは全項目が表示されないことも多いため、後述の[Windows]+[↑]と組み合わせると便利です。