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家賃を踏み倒して消えたバンドマンをSNSで発見

 東京都豊島区で不動産業を営むB社長は、家賃を踏み倒し行方をくらませた入居者をSNSで探し出した経験を持つ。

 2年前、管理する賃貸住宅の取り壊しが決まり、入居者らに期日までに退去するようあらかじめ通知した。すると、30年間入居していた50代の男性と連絡がつかなくなり夜逃げが判明。保証人だった同男性の母親もすでに他界していた。

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 B社長は、同男性の勤務先に赴くもすでに退社していることを知らされた。同時に、同男性がSNSを利用していたという情報を聞き、すぐさま検索。幸運にも同男性の行方を探し出すことができた。

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 あろうことか、男性はSNSで自身が参加するバンドのライブ告知をしていたという。そこでB社長はライブに急きょ参加。ライブ後に同男性を会場の外に呼び出し、部屋の明け渡しに必要な書類に母印してもらった。

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「男性はギターを担当していました。会場の雰囲気も良く、気づいたら私自身楽しんでいました」と笑うB社長。しかし、残置物処理費用は預かり敷金2カ月分では相殺できず、不足分を負担するはめになった。

ネズミが部屋に侵入「パソコンのケーブルが…」 玄関を開けると床一面に散乱していた“あるもの”〉に続く

家主と地主 2020年 04 月号 [雑誌]

 

全国賃貸住宅新聞

2020年3月14日 発売