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こんな時だから家で運動を……近藤健介選手もやっているピラティスのすすめ

文春野球コラム2020 開幕延期を考える

2020/03/28
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 徳之島での自主トレーニング期間中は毎朝ピラティスを含めたトレーニングを約1時間半行っていたそうです。この自主トレに参加した広島の西川龍馬選手もピラティスの効果を実感していました。「バッティングの動きがスムーズになりました。力感もいい感じですし、呼吸も意識するようになりましたね」。自主トレが終わってから今もなお、毎日練習前にピラティスの動きを取り入れたウォーミングアップを継続しているそうです。

ピラティスを野球選手にお勧めしたいもう一つの理由

 体のパフォーマンス力向上はもちろん、田中さんはピラティスを野球選手にお勧めしたいもう一つの理由があると話します。それは「休養のため」だといいます。「年間143試合戦う野球選手は常に緊張状態にあります。緊張すると息を吸いすぎてしまい、腹筋が抑制されて背筋が強くなってしまうんです。さらに試合中は交感神経が昂ぶり呼吸が乱れ余計に背中に力が入った状態になる。この状態だと睡眠の質はよくならず疲労がとれにくくなってしまいます」。

 さらに、「背骨をひとつずつ動かすように」といったような細かい意識を持って取り組むピラティスは体が繊細な動きができるようになるため、自分の体をコントロールできるようになります。そうするとウェイトの効果がより出やすくなったり、怪我の予防にもつながるということです。「野球の技術や感覚にプラスして自分の体を効率よく使えるようになると全てのパフォーマンスが変わると思います」。

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 専用器具を使うと4000以上も動作の種類があるピラティス。器具がなくてもマットの上で簡単にできるものだけでも100種類はあります。アスリートはもちろん、外出機会が減り体を動かしたい気分のみなさんにもできるよう、近藤選手もやっているという≪ロールアップ/ロールダウン≫の動画を載せておきます。ぜひやってみてください。

 実は、筆者もピラティスインストラクターです(笑)。

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