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「妻子もいるし会社でも立場がある方なので」

――パパからは「しばらく会えない」ことについて、どう説明されたのでしょうか。

佐藤 「仕事でいろいろな人に会うし、香織ちゃんにうつしたら嫌だから」みたいなことを建前では言われました。でも妻子もいるし会社でも立場がある方なので、もし感染して濃厚接触者の経路を辿られたらマズいっていう思いが働いたんだと思います。あとは単純に私が不特定多数の男性と「そういう関係」になっているから、信用されていないのかなと寂しくなりました。飲み会に顔を出して1万円程度のお小遣いをもらう、所謂「ギャラ飲み」にもたまに参加していたのですが、そのお誘いも一切なくなりましたね。

©︎藤野ゆり/清談社

――パパ活界隈全体が、「自粛ムード」になっている?

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佐藤 パパ活女子は横の繋がりがほとんどないので、他の子がどんな状況なのかはわかりません。ただ、一応登録しているパパ活サイトでは、この1カ月あきらかに男性からのアポが減っています。新規で条件のいいパパとのデートは、なかなか決まりません。感染リスクを負いながら「1回2万5000円」とかで交渉してくるケチな男性をパパにするのも嫌なんです。5000円単位でチマチマ交渉してくる男性って絶対ハズレだから。

©︎藤野ゆり/清談社

――今後も「パパ活」を続けるつもりですか?

佐藤 はい。ただ固定だったパパに「そろそろ会いましょう」とデートのお誘いをしても「落ち着いてからね」と露骨に乗り気じゃない態度を取られるので困っています。本業のサロンも客足が減っていて今は時間を短縮して営業中ですが、それでも暇な時間が続いています。そろそろ人員削減があるんじゃないかと噂されていて、みんなヒヤヒヤしていて……。この状況が長引くようなら本格的に新しいパパを見つけないと、カードの引き落としが追いつかない。今はとにかく気乗りしなくてもパパ活サイトで会ってくれる男性を探すしかないですね。