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「発散したいから」マスク姿の若い女性が「相席居酒屋」へ

 普段の週末はOLや若手サラリーマンで溢れる恵比寿の繁華街。22時、駅付近は人の往来はあるものの、どの飲食店も客は2、3組程度で空いている。出会いの場として有名な「恵比寿横丁」も閑散としていた。が、それでも出会いを求めて一部の若者が酒を飲んでいた。

「友人に誘われて来ました。今日は普通に仕事終わりにそのまま来ました。ニュース見てますし、『日本ヤバイ』と思ってますよ。僕も実は、1週間前に体調を崩したんですよ。発熱してやばいなって……でも、1日で治ったので『大丈夫かな』と思って、来ちゃいました。今日はいつもより(横丁に)人は少ないですけど、女の子もけっこう出てますよ。もし女の子を捕まえられて、そういう流れになったら“濃厚接触”しちゃいますね」(会社員・20代男性)

恵比寿の相席居酒屋 ©文藝春秋

「彼氏をつくりたいというより発散したい」

 最近では“出会いの場”の定番となった「相席居酒屋」。小池都知事が訴えた「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離での密接した会話」の3つの”密”の条件が揃ってしまっているが、実は現在も営業が続いており、暇を持て余した女性たちが“タダ飲み”目当てで来店していた。

「コロナ対策で手を洗ったり、マスクをつけたり、かなり気をつけてはいます。でも普段、満員電車に乗って会社へ行ってるから、この店だって何も変わらないんですよ。一緒に来た友達は在宅ワークで家にこもってばかりで『限界だから』って発散にきました」(会社員・20代女性)

「女性のお客はドリンクを飲む時以外、マスクをずっとつけてる人が多いですね。彼氏をつくりたいというより発散したい。出会いたいという人が多いと思います。こういう店は女性の入店料が安かったり、無料の店も多いので。クラブや合コンなど普段から奢られ馴れている女性が行き着いちゃうんだと思います」(相席居酒屋スタッフ・20代)

 4月4日、東京都では新たに110人以上の新型コロナウイルスの感染が確認された。取材中、ウイルスの脅威を知りつつも「欲に負けて出てきてしまった」と答えた若者たちは数多かった。そして、新宿、渋谷の若者はさらに無謀な行動をとっていた——。

(後日公開の後半へ続く)

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