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小雪は“スローライフ”、柴咲コウは“会社社長”、米倉涼子は…… なぜいま大物女優がライフシフトを始めたのか

2020/04/10
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「私、失敗しないので」が決めゼリフ。ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』(2020年4月2日米倉本人のinstagram)

「しかし2004年に松本清張ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の主演が決まり、あのスタイルと鋭い表情がばっちりハマりました。2006年には舞台化もされた」(同前)

 舞台版『黒革の手帳』では、悩みどころだった「高身長」も舞台映えする武器に変わった。その後ミュージカルにも目覚め、2012年にはブロードウェイで「CHICAGO」主演に挑戦している。プライベートでは2014年に年下の経営者と電撃婚を発表した。

本当に円満退社だったのかはこれからわかる

「しかし元夫との同居は実質1日だけ。あっという間の夫婦生活でした。2年かけた協議の末に離婚したときには、『ほんっとに結婚しなければよかった。いらない経歴をつくってしまった』と後悔しきりでした。気持ちのアップダウンが激しい米倉を見守っていたのは、彼女を発掘し育てたオスカーの古賀誠一元社長。その古賀さんがこの春に会長となったタイミングで『じゃあもう私もやめていいよね?』と、独立を切り出したそうです」(同前)

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オスカーを“円満退社”したという米倉涼子  ©文藝春秋

 オスカーも米倉も“円満退社”をアピールしているが、その実態によっては仕事にも影響が出そうだ。

「米倉本人に不安はなさそうですが、果たして今後も高視聴率を獲り続けた主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』シリーズ級のオファーが変わらずくるかどうか……。どこまで“円満退社”だったかの結果はそのうち出ると思います。

 米倉は事務所にずっと守られてきた。グラビア撮影のときでも『そんなに必要⁉』という数のスタッフを引き連れ、縦のモノを横にも動かさない(苦笑)。機嫌が悪いときには取材対応もぶっきらぼうだと有名でした」(前出・芸能デスク)

 三者三様の独立劇。「私、失敗しなかった」と言えるのは、はたして誰か。

小雪は“スローライフ”、柴咲コウは“会社社長”、米倉涼子は…… なぜいま大物女優がライフシフトを始めたのか

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