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「トンガ訪問」から回復に向かわれた雅子さま
振り返れば、2013年にオランダ国王即位式にご出席された時は、雅子妃は公式行事以外はホテルから一歩も出られなかった。その頃に比べると、ご様子に格段の余裕が見られた。
このトンガ訪問が、雅子妃のV字回復の大きな契機となったのは明らかだった。帰国してからも、かつてのように何日もお疲れが残ることはなく、2日後には接見をされ、6日後には皇后陛下の傘寿をお祝いする内宴を東宮御所で開かれた。
さらに翌8月は、沖縄や北海道の小中学生からなる「豆記者」との懇談に6年ぶりに出られて、10月には福島と鹿児島の地方公務に臨まれた。「地方公務を1カ月に2つこなされるのは、実に12年ぶりのことでした。その年の初めには、小町恭士東宮大夫は会見の中で『週に2回の公務となると難しい』と述べていただけに、眼をみはるご回復でした」(宮内記者)