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《渋谷ホテル性的暴行事件》「聴取時にはED治療薬を所有していた」従業員が”合鍵”悪用で宿泊者女性に……

genre : ニュース, 社会

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 警視庁渋谷署は5月18日までに、渋谷区円山町のラブホテルに1人で宿泊していた20代女性の部屋に侵入し、性的暴行を加えたとして準強制性交と住居侵入の容疑で千葉市稲毛区小中台町、職業不詳・今敬彰容疑者(37)を逮捕した。

身近な男性と喧嘩をして1人でラブホテルに

 渋谷区円山町は300軒を超えるホテルが軒を連ねるラブホテル街だ。犯行現場となったのは、そんなネオンが怪し気に煌めく一角にあるラブホテル「X」。部屋数は21室で、2時間の「休憩」が4000円弱。周辺のホテルと比べると、安価な部類に入るだろう。

事件が起きたラブホテル「X」(「X」公式サイトより)

 逮捕された今容疑者は2019年1月から事件現場となった「X」の受付業務等に携わり、自由に使える状態にあった合鍵を使って女性の部屋に侵入したという。捜査関係者が今容疑者の犯行の手口を語る。

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「犯行が行われたのは今年1月14日の午前6時40分ごろ。被害を受けた20代の女性は身近な男性と飲酒中に喧嘩をし、1人でラブホテルに宿泊していました。今容疑者は飲酒状態で就寝中だった女性の部屋に侵入し、約15分間にわたり性的暴行を行ったとみられています」

ラブホテルが林立する円山町 ©︎文藝春秋

  真っ暗な部屋のなか、抗拒不能な状態の女性に対して行った暴行――。最近ではラブホテルで「女子会」をしたり、終電を逃した際に1人で利用したりする女性客も多い。許されざる犯行である。

部屋に残されていたDNAを手掛かりに

 逮捕のきっかけとなったのは、被害を受けた女性からの110通報だったという。

「被害後に自宅に戻った女性が事件当日の午前7時20分ごろに『レイプされた』と110番通報しました。今容疑者は事件後に警察から参考人聴取を受けていますが、その際にはバイアグラを所持していたようです。今容疑者は証拠隠滅のためか館内の防犯カメラの映像を消去していました」(社会部記者)

ラブホテル「X」の部屋の一つ(「X」公式サイトより)

 その後は杳として行方が知れなかった今容疑者だが、警察が周囲の防犯カメラの映像や現場に残されていたDNAなどを手掛かりにさらに捜査を進めたところ今容疑者が捜査線上に浮上。今月16日に江戸川区内のスーパー銭湯の駐車場にいたところを捜査員に発見され、逮捕に至った。

 今容疑者は警視庁の取り調べに対し、「(部屋には)侵入していない」「(暴行行為を)やっていない」などと容疑を否認しているという。

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