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アートは時代の指針になり得る
kudan houseでのプロジェクトを運営するNI-WA代表の吉川稔さんに、今企画への思いを聞くことができた。
「これから先、私たちの生活や社会がどうなっていくかは、誰にも読み切れなくなってしまいましたよね。そんなとき、大いに頼りとなる存在がアートです。アートはもともと個人の発想を武器に、『正解』のない問いへと向かう営みですから。
そこにはきっと、これからの時代を生きるヒントが転がっている。すぐに答えが見つかるとは思っていませんが、3Dウォークスルーで展示を体感していただいたり、トーク・セッションでのディスカッションに耳を傾けていただくことで、突破口が見えてくるかもしれませんよ」
リアルとバーチャルの両面を駆使する今回の活動が、アートをごく自然なかたちで街や地域、暮らしに浸透させていくきっかけになればと、吉川さんは願っている。
東京都で緊急事態宣言が解除されたのちには、展示の一般公開期間を設けることも予定しているというので、楽しみに待ちたい。