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北朝鮮が始めたYouTube戦略…女子大生がソフトタッチで“フェイクニュース”批判

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会, 政治, 経済, メディア

note
 

ウンアさん:
物価の上昇を感じますか?

買い物客:
いいえ、気付きませんでした。

店員:
商品の需要にばらつきはありますが、常に十分な在庫が準備されています。

動画では、デパートの食品売り場を訪れたウンアさんが買い物客にインタビュー。すると、“物不足”ではないという答えが返ってきた。
さらに…

 

ウンアさん:
西洋メディアの北朝鮮経済に関する報道の真実を確認するために来ました。
新型コロナウイルスとの厳しい戦いの中、最も迷惑なのは“フェイクニュース”です。

米トランプ大統領の口癖でもある“フェイクニュース”という言葉を交え、西側メディアをチクリと刺すコメントも飛び出した。

 

北朝鮮メディアによる堅苦しい雰囲気とは異なる、ソフトなタッチで北朝鮮の主張をPRするこの“YouTube戦略”。
親北派を増やそうとする金委員長の新たな手法と見られている。

加藤綾子キャスター:
北朝鮮の“フェイクニュース”という言葉は、トランプ大統領への皮肉と捉えてよろしいでしょうか。

フジテレビ・風間晋解説委員:
僕は“お追従”だと思いますよ。
トランプ大統領は今、自分のツイート内容に「事実関係を要確認」という警告表示を付けたツイッター社を「選挙への介入だ」などと批判して、SNS各社をひとまとめに規制する大統領令に署名したんです。でも格好だけだと思うんですよ。ツイッターは大統領にとってはとても大事な選挙のツールなので、それを妨害させないために大統領令まで持ち出してきたところがトランプ流かなと思います。

北朝鮮が始めたYouTube戦略…女子大生がソフトタッチで“フェイクニュース”批判

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