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 そもそも洋服を含めた「ファッション」は、西洋の文化です。カッコいい、美しいの基準は西洋の長い歴史の積み重なりから作られています。

『西洋人がより美しく見えるバランス』が洋服に反映されているので、同じものを日本人が使っても、体型が違いすぎて上手くいきません。

 日本人の場合は、西洋人のようなスタイルに見えるよう『錯覚・錯視』させることでカッコよく、美しく見せることができるのです。

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 ちなみに『角刈り』や『アイパー』はこんなシルエットですが、あれは日本特有の文化なので、西洋の「カッコいい」の文化とは別物です。

てっぺんのふんわり感を作る乾かし方

 てっぺんのふんわり感を作るための手軽な方法は、ドライヤーの乾かし方です。

©︎操作イトウ

 髪の毛は、濡れた髪が乾いた時にクセがつきます。なのでドライヤーで乾かす時に、てっぺんを片手で握りながら、根元にドライヤーの風を当ててみてください。この工程によって、根元が少しふんわりします。

 これには注意点が二つあります。

 一つ目は、乾いた髪にやっても効果がありません。濡れた髪が乾いた時にクセがつくので、始めようとした時にすでに自然乾燥していたら、軽く濡らしましょう。

 二つ目は、必ず片手で握ること。ドライヤーの風だけで根元を立ち上がらせると、ふんわりし過ぎて不自然な立ち上がりになります。初期のX JAPANばりの立ち上がりは求めていません。

 また、「スタイリングだからヘアワックス使えばいいんじゃないの?」と考えた方もいるかと思います。特に男性はワックスでのスタイリングが多いので、それも間違いではないのですが、根本的にワックスでは根元を立ち上げることはできません。

 ワックスは形を固める、束感や艶っぽさを演出するものなので、ドライヤーで乾かした状態の土台を保持することしかできません。さらに髪を切れないでいると、毛量も多くなり、よりワックスが効きにくい状況になります。あくまでワックスは補助するものとして考えましょう。

 寝グセ頭はワックスでは直すことができないので、髪を濡らして乾かす事が大切です。