こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 コロナ感染の拡大を防止するための外出自粛も長引いてきましたね。美容院に行けなくて、困っている方も多いのでは? 

 そこで、セルフカットです。今回は、前髪のセルフカットに挑戦してみようと思います。

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失敗しないコツ3つ

カット専用はさみは100円ショップでも購入できます。

 そもそもセルフカットって、少し敷居が高いですよね。

 私は、もともと「美容院頼み」派だったので、学生時代以降は自分でカットすることはありませんでした。

 が、去年、美容研究を始めてからは、美容動画をひんぱんに見るようになり、自然に前髪カットの映像を目にするようになったのです。

 すると、女子高生や女子大生などそこまで器用そうでない人たちでもざくざく切っていたのですよね。

 「セルフカットって、実は簡単なのかも?」と思い、さっそく真似して切りました。

 そしたら、割と普通に仕上げられたんです。

 確かに一部不揃いではありましたが、生活をするうえで不便はありませんでした。

 しかも、折しものヘアアイロンブーム。失敗したら、最悪ヘアアイロンで巻いてしまえばいいのです。そう思って、この時から切り方を研究してきました。

 そこで掴んだ「失敗の少ないコツ」は3つ。

 ひとつ目は、スタイルです。

 深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さんが出演しているCMのUQ3姉妹で言うと、多部ちゃんの前髪よりは深キョンの前髪のほうが、失敗が少ないです。

 前髪の両サイドを長めに残すスタイルなら、切り過ぎても、サイドでフォローできます。

 次のコツは、分量です。下手な人の場合は、当たり前ですが、たくさん切るよりも少ないほうがラクです。厚みはないほうが切るのが簡単ですし、下手でもそこまで目立ちません。

 幸い、たった今は、「薄め前髪」が流行っているので、自信のない方には薄め前髪をおすすめします。

 3つ目のコツは、長さです。イマドキは、ヘアアイロンもいいものが出ているので、少しくらい不揃いに仕上がっても、巻いてしまえば大丈夫! そのためにも短くし過ぎないほうが、失敗は少ないでしょう。

 ……以上、3つのコツを押さえて、実際に切っていきましょう。

「三角」に取るのがなによりも大事

 用意する道具は、こちらです。

セルフカットで用意したいもの。

 ヘアカットバサミとツゲ櫛、髪を止めるクリップですが、いずれも100均で購入できます。また、切った髪を逃さないように、大き目の紙も用意しておきましょう。今回は、大判でそのまま捨てられる紙風呂敷を使いました。

カットする場所に紙などを敷くと後処理がラクです。洗面台などで行う場合でも、髪を流さず、紙を敷きましょう。

 切る場所は、洗面台や大きな鏡の前がオススメです。

 下準備として、前髪は洗って乾かしておきましょう。

 では、切っていきますね。

前髪は櫛でまっすぐにする。

1 ブロッキングして切る分量を決める

 前髪以外の切らない部分を耳にかけ、前髪は櫛でまっすぐに伸ばします。

 続いて、ブロッキングです。「切らない場所」をクリップで止めて、切る前髪の分量を決めていきます。

 分量の「決め方」ですが、正面から見て「三角形」になる形に前髪を取りましょう。

 実はこれがとても大切で、これだけを知っておけば、他のコツなど必要ないかもしれません。

 なぜかというと、カット方法はいろんな人がいろんなやり方を推奨しているのですが、真逆のことが言われることもあるなかで、この三角だけは共通だからです。

前髪は「三角」に取る。

 前後してしまいますが、まず、先ほどのふたつ目のコツである分量に取り掛かります。前髪の厚さは、この三角の「深さ」で調整していきます。

前髪を厚く作る場合は、青い三角形のようにつむじのほうまで範囲を広げて取る。薄めに仕上げる場合は、緑色の三角形ぐらいがおすすめ。

 続いては、ひとつ目のコツであるスタイルです。

 パッツン前髪は可愛いのですが、失敗しやすいので、今回は深キョン風のサイドを残すスタイルにします。両横の前髪をを少し長めに残すべく、この部分を取り分けます。取り分けたらクリップで止めてください。

 なお、パッツン前髪にしたい人は、この工程は省略してください。

両サイドを取ったら、クリップで止める。左画像のように、私が手に持っている位置だと少し厚めの前髪に。前髪を薄めに作りたい場合には、三角の延長戦が「黒目の上(緑色の線)」の位置がおすすめ。

 

2 切る長さを決める

 次に、切る長さを決めていきます。

 先ほどの3つ目のコツで書いたように、長めにしたほうが失敗は少ないので、目の下にするのがおすすめです。

切る長さの位置は、薄め前髪にする場合、右画像の「目の下(緑色の線)」がおすすめ。厚めの前髪の場合は左画像のように、「目の上(青い線)」だと良いバランスに。どちらもあとで巻きやすくなります。

 

 が、私は今回の記事の写真を撮るために、実は3回もカットを繰り返したので、目と眉の間位になってしまいました。ちょっとイメージが違ったとしても、仕上げに軽く巻けば解決できます。