昨年4月、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)がハワイ島の高級リゾートに別荘を購入したと報じられてから早くも1年が経とうとしている。
折しも3月13日からは25年ぶりのMLB開幕戦日本開催にあわせ、大谷を筆頭にドジャースに所属する日本人選手が凱旋帰国。日本中が沸き立っていた。しかしその裏では“もうひとつのチーム”が密かに来日していたのだ。
〈MVP受賞の大谷翔平選手がウィンターホームをハワイ島 ザ・ヴィスタ・アット・マウナケア・リゾートに建設中です〉
そう謳うのは、ハワイ島でリゾート開発を手がける不動産会社「ハプナ・レアリティ」のウェブサイトだ。今年1月には、大谷がリゾートの着工式に出席したことでも話題になった。不動産関係者が語る。
「3月15日から18日まで、ハプナ社の開発チームによる東京説明会が行われました。プレ開幕戦は15日からでしたので、まさしくMLBの盛り上がりに乗じるようなタイミング。商魂たくましい」
五つ星高級ホテルでの“大谷営業”
大谷がこの別荘地の第1号の契約者となったことが報じられると、リゾートの知名度は飛躍的にあがった。
ハワイ島マウナケアに位置し、ハプナビーチを眺望できる丘の上を贅沢にもわずか14区画に分譲。ひと区画およそ4000㎡の敷地の上には一流建築デザイナーが設計する平均床面積は650㎡の建物が立つ。販売価格は平均約25億円と、超高級別荘地といって差し支えない。
現在、すでに6区画が売却済みだが、残る8区画はまだ販売中。大谷の2年ぶりとなる日本でのプレーという得難い機会に乗じて“大谷営業”をかけているというのだ。説明会の参加者によれば、
「会場は都内の五つ星高級ホテルでした。オンライン上での説明と対面での説明の2通りを選択することができました」
「週刊文春」は今回、オンラインで個別説明会に参加した女性に話を聞いた。以下にそのやりとりを再現する。説明会は初球からデッドボールすれすれの“牽制球”のようなやりとりから始まったという。