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「小池さんのどこが良かったのか?」と見ているこちらが悩む結果に

 まあ、当然ですよね。なにひとつ実現していませんから。

 都道電柱ゼロとか、残業ゼロとか、介護離職ゼロとか、おいふざけんじゃねえよ。満員電車ゼロとか、お前通勤したこともないだろと言いたくなるような状況でありましたが、結局のところ、できねえことを公約に掲げて当選した小池さんに対して、厳しい評価はありつつも「それでも小池さんを都民は選んだ」のです。

投票所も「三密」に配慮されていた ©AFLO

 つまり、ぶっちゃけ都民にとっては公約はどうでもよく、いまの都政をクリーンに回してくれればまずは良し、それで都政改革などより良い政治に取り組んでくれれば現職としての評価は上がるということでもあります。これを地方政治に対する関心の薄さとするか、それとも意外と冷静に都民は都政を見ているのだと捉えるかは立場によって異なります。しかしながら、あれだけすったもんだした築地移転問題でも反対54に賛成46(「とても評価する」「ある程度評価する」の合計が46%、「全く評価しない」「あまり評価しない」の合計が54%)ってのはどうなんでしょう。

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 また、小池都政の4年間で暮らし向きが良くなったという人はわずか6%で、悪くなったという13%に比べると「小池さんのどこが良かったのか?」と見ているこちらが悩む結果になっています。都民の暮らし向きが悪くなってきている理由を小池さんに押し付けるのは早計ですが、都政として困っている人たちに対する都知事の寄り添い方には常に疑問を感じます。