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【3歳女児放置死】ゴミ屋敷化した自宅で稀華ちゃんが過ごした最後の8日間「放置は常態化していた」

【3歳女児放置死】ゴミ屋敷化した自宅で稀華ちゃんが過ごした最後の8日間「放置は常態化していた」

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表参道でカフェ巡り 常態化していた放置

 当初、警察の任意の事情聴取に対しても放置の事実を隠し、「数日前からご飯を食べる量が減り、(稀華ちゃんの)体調が悪かった」などと説明。しかし、稀華ちゃんのお尻はただれ、胃の中はほとんどカラッポの状態で、免疫に関する臓器である「胸腺」が委縮していたという。

 捜査関係者は「顕著な虐待の痕跡はなかったが、5月上旬以降、梯と共に外出する長女の姿は付近の防犯カメラには映っておらず、放置は状態化していたようだ」と語っている。

 そのことを裏付けるかのように梯は自らのインスタグラムに頻繁に友人らと楽しげに外出する様子をアップしている。3月にも表参道で楽しげにカフェ巡りをする様子などを投稿していた。しかし、そこには稀華ちゃんの姿は写っていない。梯容疑者がよく訪れていた都内バーの関係者が振り返る。

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カフェを訪れる梯容疑者(梯容疑者のインスタグラムより)

「まさか子供がいたとは」

「店での彼女は話を振ったり盛り上げる感じのタイプで、酒はあまり強くないのか、いつもカクテルのようなものを飲んでいましたね。2019年の大晦日のカウントダウンにも来ていましたが、カウントダウン後、終電で帰った記憶があります。自分のことを一人称で『さき』と呼び、店に来ても他の客と駄弁って、たいていは終電前には帰っていた。寂しがり屋だったと思います。

 ですが、彼女は自分の生い立ちについては一切話さなかったので、(今回の報道を知るまでは)まさか子供がいたとは、店も客も誰も知らなかったです……」

  幼い子供がいてもなお、自由に遊びに出掛けていたようだ。新型コロナで外出自粛要請が出ている時期、梯容疑者はインスタグラムにこんな投稿をしている。