その3)キメ顔が決まらない……「こじるり」のインスタライブを見習うべし
最後に飛び込んできたWeb会議NG事例は、かなりの大人数で行われたWeb会議の話です。回線を安定させるため発言者以外はカメラオフというルールなのに、ある20代女子が発言者ではないのに、カメラをオンにしたまま右を見たり左を見たりして、自分のキメ顔をずっと探っているというのです。俗に言う「キメ顔ショー」というヤツです。
カメラをオンにした人間が優先的に上の方に画面が表示されるZoomなどでは、全画面表示にしない限り、発言者と一緒に彼女の「キメ顔ショー」が同時展開されてしまいます。まるで「楽屋のグラビアアイドル」を垣間見るような状況になったとのこと。もちろん管理者に「発言者以外はカメラをオフにしてください」と釘を刺されたわけですが。
どうせ「キメ顔ショー」を誤爆してしまうのなら、7月11日午後4時15分過ぎに突如始まった「こじるり」のインスタライブの精度を見習ってほしい。これが本当にすごいんです。
まず目つきが、完全に上目遣い。あれだけ番組収録では、無色透明な存在感を見せておきながら、インスタやグラビアになると、ギンギンにメス感を出すんです。たちまち視聴人数は4000人を突破。そりゃあ、テレビ東京系の『あちこちオードリー』で、オードリー若林に「『こじるり』って刺激体質だよね? たまにインスタで水着のお尻とか出したりして、ニュースになっているじゃない?」と言われるわけですよ。インスタライブが、ほぼ「来るグラビア撮影の前哨戦」になっています。
アップにした髪を下ろしてほしいというファンの書き込みがあれば髪を下ろし、アップにし直してほしいと言われれば即座に髪をアップにする。さらにこの日穿いているデニムは、友人である指原莉乃と一緒に買った尾道デニムだと紹介すると、早速デニムを見せてというコメントが。「こじるり」は椅子に乗って、お尻を見せながらクルッと回転。すると、タンクトップの背中がパックリ開いている! すかさず「ノーブラですか?」とファンからの書き込みがあり、「ノーブラじゃないですよ。いろいろ女の子の事情があって、ちゃんとガードされているんですよ」と百点満点の答えをしたかと思うと、「今日は脇を見せないように気をつけていたら、背中が見えてしまった」と後悔の色をにじませます。
「あ~あ、こういうのがネットニュースに書かれるんだよな~。私はファンの人と交流したいだけなのに」
「え? インスタライブなのに、『こじるり』が相手にしているのはファンじゃなくて、ザ・世間だったの?」と驚いていたら、なんと約15分間のライブで上記の発言はラスト2分前でも繰り返されました。大事なことは二度言う。そうですよね、「こじるり」にとって大事なのは「世間からの見られ方」なんですから。
件の「キメ顔ショー」の彼女も誤爆するのなら、Web会議に参加する偉い人を撃ち落とす勢いで、本気になって勝負の顔をキメてやりましょう。クローズドのインスタライブでファンを相手にしているかと思いきや、ファンのコメント越しにでっかい世間という大海原を見ていた「こじるり」のように、会社の偉い人という巨大マグロをど~んと釣ってやりましょうぞ!