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 次にやるべきことは、自分の不安の正体を知ることです。自分は何に不安を感じるのか。お金がないことなのか、お金がないと何が怖いのか、あるいは職という形で社会から認められている、その基盤を失うことが怖いのか、基盤がないとなぜだめなのか……いわば不安の解剖をするのです。

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 これは前頭前皮質を駆使する作業です。最初はしんどいかもしれませんが、徐々に慣れて前頭前皮質も鍛えられ、不安な感情の取り扱いが上手になっていくはずです。うまく解剖できないなと思ったら、紙に書き出してみるのもいいでしょう。自分は何を不安に思っているのかをリストアップし、自分はどうしていきたいのかという青写真を描いて、その青写真を実現させるには何が足りないのかを書き出します。

 足りないものがわかったら、それをなるべくコストをかけずに実現するにはどうしたらいいかを考える。すると、あとはそれを実行に移すだけですから、もう不安を感じている暇なんかなくなります。

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 在宅勤務になった今は、通勤の時間を節約できているわけですよね。つまりあなたには時間があって、まだまだスキルを次々と自分のものにできる若さと体力というリソースがある。不安な気持ちだって、頑張ろうという意志の源になるなら、それはもう才能なんです。私から会社をリストラしてやるわというぐらいの気持ちで、自分をブラッシュアップしていってください。

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text:Atsuko Komine