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ベイスターズファンの気象予報士は、どんな理由で、誰のユニフォームを買うのか

文春野球コラム ペナントレース2020

2020/07/28
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 今年はベイスターズのビジターユニフォームが「より青く、より強く」なりました。私はこの新ビジターユニフォームを買いました。どのような理由で、どの選手のユニフォームを選んだのか!?

私のユニフォームコレクション ©檜山靖洋

どのような思いでユニフォームを着ているのか

 1998年に初めて買ったユニフォームは、ビジター用、背番号7鈴木尚典選手でした。40年ほどのファン歴の中で最も好きな選手です。誰よりも練習熱心で、謙虚なところが大好きでした。

 その後、佐伯選手、多村選手、石川選手、クルーン選手、そして、筒香選手、さらに復刻版のポンセ選手、田代選手。18番のユニフォームは4種類持っています。三浦番長とは同い年でもあり、鈴木尚典さんと並んで大好きな選手です。筒香選手は、いずれ球団を去ってしまうかもしれないという思いで買ったのを覚えています。チームを強くしてくれたすごいキャプテンでした。メジャー初ヒットが豪快な左中間へのホームラン、やはりすごい選手です。

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 さて、スタジアムで観戦していると、ほかの観客のみなさんがどのような思いでユニフォームを着ているのだろう?と、じっと背中を見つめてしまいます。「この選手が好きだ」と背中でアピールするわけですから、その選手とともに戦う覚悟を持って……というのは言い過ぎかもしれませんが、私はそれくらいの気持ちでユニフォームを選びます。

 私が好きなタイプの選手は、投手ではホエールズの遠藤投手やベイスターズの川村投手のようなクールで頭脳的でカッコいい投球フォームで、すごい球を投げる選手です。今のチームなら今永投手や石田投手が近いでしょうか。私がふと誰もいない職場の廊下で、投球フォームのマネをしてしまうのは、この2人です。

 野手で言うと、3割20本くらい打ち、3番バッターが似合う選手で、できれば左打ち。やはり鈴木尚典選手のイメージです。今のチームなら、今年は1番打者ですが、梶谷選手が近いでしょうか。あるいはなんとなく鈴木尚典さんに雰囲気が似ている楠本選手にも期待しています。

 あと好きなタイプは「小兵」で顔がかわいい選手。大相撲なら炎鵬。ベイスターズにいた選手では田中一徳選手が好きでした。今なら柴田選手。身長167センチと、小さい選手が活躍するのは嬉しいし夢があります。実は、ユニフォーム購入の最後の二択で悩んだもう一人は柴田選手です。今年は良い打率を残すだろうと開幕前から予想しています。7月25日現在、打率.327。晴れの日は4割、曇りの日も3割以上と打っています。梅雨明け後の晴れの日も期待大です。

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