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ゲス不倫・パチンコ・風俗通い……身バレして「社会的に死ぬ」新型コロナの恐怖――2020上半期BEST5

「ウイルスは人間の本性をあぶりだす」

2020/08/08

2020年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。新型コロナ部門の第4位は、こちら!(初公開日 2020年3月13日)。

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 もはや大部分の日本人は食傷気味になっていると思うが、いまだ世間の話題をさらい続けているのが新型コロナウイルスの流行である。3月3日、WHOは致死率が季節性インフルエンザを大きく上回る約3.4%に達していることを発表した。

 3月13日12時現在、日本国内の感染者数は690人(クルーズ船感染者697人を除く)、死亡者数は19人である。3月に入りウイルス禍が欧州などでも拡大するにつれ、日本の状況は相対的にマシだとみなされつつある。

 もっとも、新型コロナウイルス感染のリスクは、重症化や死亡だけではない。ニュースを見ていて私が感じてしまうのは、「自分の思わぬ行動がバレることで社会的に死ぬリスク」だ。ことに非高齢者で既往症のない一般人にとっては、こっちのほうが深刻かもしれない。

 なぜならウイルス感染が明らかになった場合、感染者本人や濃厚接触者の行動履歴は保健所によって追跡される。特にライブハウスやスポーツジムなど、不特定多数の人間が立ち入り、感染爆発のクラスターとなり得るような場所については、利用者が重点的に追われていくようだ。

一部のライブハウスではクラスターで感染が拡大。利用者に保健所への連絡が呼びかけられた(写真はイメージ) ©iStock.com

 ウイルスの伝播の阻止は公共の福祉にかなうため、個人のプライバシー権がある程度制限されることは仕方ないと思う。だが、現実問題としては結構ゾッとしなくもない。なぜなら人間は、誰しも品行方正な行動だけをしているとは限らないからだ。

※本記事は筆者が不要不急の内容を綴ったエッセイです。正確な医療情報や感染防止方法については専門家の意見を参考にしてください。

たとえばキャバクラで感染したら……

 たとえば3月上旬、某県ではキャバクラに勤務していた女性の感染が明らかになった。いまやハリウッドスターやカナダ首相夫人でも感染する状況であり、いかなる職業でもウイルスから完全に逃れることは困難だと言えるのだが、なかでもキャバクラは客の男性とキャストが密着して会話するため、唾液などによる飛沫感染のリスクは比較的高くなる。