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反日主義が宗教化してしまった
李教授は日韓でベストセラーになった『反日種族主義』の著者らが依拠する「落星台経済研究所」の先輩格でもある。
「(中国に似て)われわれにも昔から国家、民族、家門の利益のためには虚偽、歪曲、捏造も許されるという“倫理観”がある」という皮肉な自責感とともに「韓国では歴史に真摯に向き合うことを拒否する考え方が広まっている」と、学者としての危機感を語っている。
ただ、歴史認識をはじめ「反日主義が“国教”のように宗教化」してしまった韓国の現状では、変化の展望は難しいという。それが現実の政治や外交まで左右し続けているのだから、インタビュアーも気が重い。それでも教授は「若い世代に期待するしかないでしょうね」というのだった。
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黒田勝弘氏による李大根名誉教授へのインタビュー「徴用工に日本が補償する道理はない」の全文は、「文藝春秋」9月号および「文藝春秋 電子版」に掲載されています。
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徴用工に日本が補償する道理はない
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