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【ヨドバシ”超3密”状態でパニック寸前、警察沙汰も】転売ヤーの目的はマスクではなく……――2020上半期BEST5

2020年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。社会部門の第2位は、こちら!(初公開日 2020年4月12日)。

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「密閉、密集、密接の『3密』を避けてください」

 安倍晋三総理をはじめ、行政機関が繰り返し呼びかけている「3密」の回避。4月7日の緊急事態宣言以降は、多くの国民が外出を控えており、さすがに東京でも街中は閑散としている。しかし緊急事態宣言の直前から、“ある場所”には大勢の人が殺到し、極度の“3密”状態が発生。問題視されているのだ。

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令に伴い、歌舞伎町で新型コロナウイルスの感染拡大防止の行動を呼びかける都職員(4月10日午後、東京都新宿区) ©時事通信社
4月10日の銀座・中央通り。人っ子一人いない ©時事通信社

「私は4月4日、どうしても必要なものがあって家電量販店を回っていました。マスクをして、なるべく人を近づかないように気をつけていました。しかし、開店直前に『ビックカメラ有楽町店』に到着したのですが、店外には100人近い長蛇の列ができていた。それが開店と同時に店に流れ込んだんです。

 その後、上野にある『ヨドバシカメラマルチメディア上野』へ行ったのですが、同じように100人以上がレジ周辺を埋め尽くしていました。上野は花見のシーズンで普段は混雑している時期ですが、外国人観光客が減ったために街全体はガランとしていたので、そこだけが異様な光景となっていました」

 この日、大勢の客が殺到したのは上野と有楽町のカメラ店だけではない。秋葉原でも同様の光景が広がっていたという。