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【漫画で見る】痴漢が犯罪だとは誰も言ってくれなかった
痴漢をされたときのあの恐怖、自分の人としての尊厳が否定されモノとして扱われたことへの傷つきは、被害から時間が経ってもそう簡単に過ぎ去るものではない。繰り返し思い返しては、落ち込む。そしてあのとき被害にあってしまった自分を責める。
もし、もっと強そうな見た目をしていたら。もし、もっと周りに警戒していたら。もし、すぐに声をあげられたら。
さらに当時の雰囲気を思い返して辛い気持ちになるのは、被害にあった私たち自身が「痴漢にあう=女性としての魅力がある」と思っていた節があったこと。性被害を相談すると「相手にされてよかったね」というような“モテ自慢”と揶揄されてしまうことと繋がっている。このような二次加害のマインドを私たち自身がどこか内面化してしまっていたのだ。