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「総裁選は究極の権力闘争ですから」岸田文雄が語った“茨の道”への覚悟

己の力で勝ち抜くことしか考えていません

「あなたに譲るよ」と言われたことは一度もない

 かねてから、「次の総裁選には出馬する」と表明してきた岸田氏だが、その一方で、「安倍総理からの禅譲を待っている」と、受け身の姿勢を批判する声も聞かれてきた。岸田氏に尋ねると「そんなことはありません」と否定した。

「総理からも『あなたに譲るよ』などと言われたことは一度もない。今はこの厳しい戦いを己の力で勝ち抜くことしか考えていません。総裁選は正念場を迎えています。戦いの行方は不透明で、私にとっては茨の道かもしれない。ただ、何があっても諦めません。これから訪れる新しい時代を担うべく、自らの信念を信じ、しっかりと努力を続けていきたいと思います」

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出典:「文藝春秋」10月号

「文藝春秋」10月号および「文藝春秋 電子版」に掲載した岸田氏の論考「アベノミクスの格差を正す」では、総裁選への意気込みに加えて、7年8カ月に及んだアベノミクスが生んだ「格差」を是正するための政策や、「官邸一強」と言われた安倍政権の功罪についても詳述している。

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岸田文雄「アベノミクスの格差を正す」
「総裁選は究極の権力闘争ですから」岸田文雄が語った“茨の道”への覚悟

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