9月14日午前6時半ごろ、俳優の芦名星(あしな・せい)さんが東京・新宿区内のマンションのクローゼットで首をつった状態で亡くなっているのが見つかった。36歳だった。
「芦名さんの遺体を発見したのは、芦名さんのお兄さんです。前日から本人と連絡が取れず、心配してマンションを訪れたそうです。捜査関係者によると、現場の状況から首吊り自殺を図ったとみられています。現場に遺書は残されていなかったと言います」(社会部記者)
自宅マンションの周囲は閑静な住宅街だが、オートロックもなく、芸能人の住むマンションとしては質素な印象を受ける。近隣住民とも気さくに交流していた。
「彼女はここに10年ほど住んでいて、ジャージのような気取らない服装が多かった。コンビニで会うと、『こんにちは!』と明るく挨拶をしてくれました。地元では『芦名さん』というよりは、本名で『五十嵐さん』と呼ばれていましたね。とてもいい人だったのに、どうしてこんなことが起きてしまったのか……」(近隣住民)
10月からの「相棒」出演者リストにも名前が
芦名さんは福島県郡山市出身。ファッション誌「CanCam」などでモデルとしてキャリアをスタートし、2006年の日本・カナダ・イタリアの合作映画「シルク」では候補者が1000人を超えるオーディションで日本人ヒロインに抜擢。これが転機となり女優としての活動を増やしていった。週刊誌の敏腕記者を演じたドラマ「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)にも2017年から出演し、10月から始まるseason19にも出演が決まっていた。
兄がマンションの鍵を持っていたことからもわかるように、芦名さんは郷里の家族をとても大事にしていた。