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「新垣結衣はいなかった」契約結婚サイトに見る修羅と煉獄の一部始終

希望に満ちた呪詛、この時代の“家族の入口”

2017/09/07

結婚という制度自体をもう少し柔軟にする議論が必要

 そんな奇跡を待つぐらいなら、きちんと働いたり、伴侶を探す努力を適切な年齢のときにしておかなければならないのですが、気づいたときには遅いからこそ本件サイトのようなヤバい書き込みが満載になるのではないかと思うのです。そういう人たちがいまひとつ駄目である責任は、誰が負うべきなのでしょうか。その親なり、周囲の友人なり、職場の上司や同僚なりが本人の人生に土足で上がり込むわけにもいかない。結婚できない男女が帰省したくない理由の上位に「親からの結婚プレッシャー」があるのも、理想は分かるけど実現はできない自分との向き合い方不足があるということなのか。

©iStock.com

 そう考えると、もっといろんな家族のカタチ、結婚のあり方、あるいは結婚という制度自体をもう少し柔軟にするために、私たちは何を議論するべきなのかを考える必要があると思うんですよ。独身税を考えなければならないほどに少子化が進んだいま、結婚しない男女が社会の置き去りにされないように、一歩を踏み出すとすればどうしたらいいのかなあと深く考えてしまいます。

 たとえ、家族の入り口がカネとセックスに集約されるのが現代社会なのだとしても。

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