「表彰台に上がった選手たちの本気の表情を見て、『4年間、ずっと努力してきたからなんだ』と気づいたんです。それに比べて、自分は1年間くらいしか努力していなかった。その違いがこの結果で、足りなかった部分なんだと感じました」
瀬戸大也(ANA)はリオ五輪後、そんな風に語っていた。
銅メダルを獲得したものの、目標にしていた金メダルを逃した。高い目標を掲げたトップアスリートの表情には、心から悔しさがにじみ出ていたように見えた。だからこそ、そこから東京五輪への4年間は死に物狂いの努力を重ねていたはずだった。
それだけに新型コロナウイルスによる東京五輪の延期は、本人にとっても青天の霹靂だったのかもしれない。
「やらなきゃと思いつつ、まだ気持ちが入らない厳しい日々が続いている」
今夏にそう本人が絞り出したように、その綻びは意外なところから顔を出した。
報じられた白昼からの愛娘“お迎え前”不倫
9月23日の「デイリー新潮」が、瀬戸の不倫を報じたのだ。
記事では瀬戸が自分の車でキャビンアテンダントの女性と鄙びたホテルに行き、昼下がりの情事を楽しんだ後、愛娘を保育園に迎えに行く様子までが克明に記されている。
報道を受けて瀬戸は24日には直筆でコメントを発表。不倫について謝罪し、《自分の行動を猛省し、家族との今後についてはしっかり話し合いたいと思っております》と言葉を綴った。
瀬戸は2017年に飛び込み元日本代表の優佳夫人と結婚。大手食品メーカーのCMやイベント、テレビ番組に夫婦で出演するなど、スポーツ界を代表する「良き夫」としてファンにも認知されていた。それだけに爽やかなイメージで家族思いのキャラクターだと思われていた瀬戸の不倫は、世間や競泳ファンに衝撃を持って受け止められた。
一方で、瀬戸に近い競泳関係者の間からは「いつか撮られると思っていた」という声が聞こえてくる。
「もともと瀬戸は快活なキャラクターで人当りも良いため、女性のウワサは結構よく耳にしていたんです。しかも瀬戸は昨秋から『五輪に集中したい』ということで、練習拠点にもアクセスのよい豊洲のマンションで一人暮らしをしていた。また、今年の春には五輪延期を受けて、それまで指導を受けていたコーチのもとも離れ、自身の同級生を新コーチに据えていました。家族の目が届かなくなり、コーチも気心知れた同級生……。そういった環境もあって、最近は特に夜遊びの話を耳にすることも多くなっていた」(競泳関係者)