2021年1月、TOKIOの長瀬智也(41)が、ドラマ「俺の家の話」(TBS系)に主演する。長瀬は同年3月にジャニーズ事務所退所が決まっており、“ジャニーズ”としての最後の大仕事になりそうだ。

「長瀬が演じるのは元レスラーです。父親の介護と遺産相続を巡って女性ヘルパーや家族とバトルを繰り広げる異色のホームドラマで、脚本を宮藤官九郎(50)が手掛け、TBSの磯山晶さんがプロデュースしている。この3人は『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)や『タイガー&ドラゴン』(TBS系)などを生み出してきた名チーム。“有終の美”を飾るのに、間違いのない布陣になっている」(スポーツ紙芸能記者)

長瀬智也(Johnny's netより)

 長瀬が24年にわたって苦楽をともにしたTOKIOと袂を分かつ決意をしたのは、ご存じの通り、TOKIOの元メンバー山口達也(48)の脱退がきっかけだ。山口が脱退したことでTOKIOは音楽活動を休止。昨年行う予定だった25周年記念ライブツアーも中止した。

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長瀬が反対した、山口不在の音楽活動

 山口1人の脱退で、TOKIOは大きく形を変えた。脱退者が続出するもグループ活動を存続させ続けている関ジャニ∞やNEWS、KAT-TUNと比べると、その影響は甚大だ。

「当初は山口の代わりにサポートメンバーをいれて、音楽活動を再開させる計画もあったようです。しかし、長瀬が反対した。作詞・作曲もこなす長瀬が、音楽面で最も頼りにしていたのが山口だったのです。デビュー曲の『LOVE YOU ONLY』からして、フロントマンこそボーカルの長瀬だが、実質はベースの山口とのツインボーカル。2人で交互に歌い、他のメンバーがコーラスという構成です。『AMBITIOUS JAPAN!』でも、サビの部分は長瀬と山口が交互に歌っています。長瀬にとって、山口なしでの音楽活動は考えられなかったのでしょう」(音楽関係者)

長瀬智也 ©文藝春秋

 一方で、城島茂(49)、国分太一(46)、松岡昌宏(43)が選んだのは、“TOKIO復活”の芽を育てることだった。