いまから18年前のきょう、1999(平成11)年9月15日、ジャニーズ事務所の男性アイドルグループの嵐が、ハワイ・ホノルル沖の船上でデビュー発表会見を行なった。メンバーは、ジャニーズJr.として活動していた大野智(当時18歳)・櫻井翔(当時17歳)・相葉雅紀(当時16歳)・二宮和也(当時16歳)・松本潤(当時16歳)の5人。同年11月3日にはシングル「A・RA・SHI」でCDデビューした。
しかし、その後グループは長らく伸び悩む。のちに櫻井翔が語ったところによれば、「嵐は僕らの年齢で25歳ぐらいまでじゃないかな、と思っていた」という(NHK総合『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』、2014年放送)。それがデビューから7年後、2006年に台湾や韓国をまわったアジアツアーを成功させ、ブレイクの兆しが見え始める。人気の高まりとともにライブの観客動員数を伸ばし、2008年には国立競技場で単独ライブを行ない、以後6年連続で開催するにいたった。国立競技場や東京ドームなど大きな会場でのライブでは、最新の技術を駆使した壮大なスケール感にあふれる演出で、常にファンを魅了している。2014年には、出発の地であるハワイでデビュー15周年記念のライブを行ない、地元にもたらした経済効果は約22億円と伝えられた。
メンバーのうち、櫻井翔は『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスターを2006年の番組開始時より10年以上続け、二宮和也は昨年、映画『母と暮せば』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、各人の活躍も目立つ。それでもグループとして現在でも『VS嵐』(フジテレビ系)、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)と2本の冠番組を持ち、ライブやイベントも数多くこなしている。その勢いはいまだ衰える気配を見せない。全国5大ドームツアーも、昨年で5年連続の開催となり、史上最多記録を樹立した。今年も11月から来年1月にかけてドームツアーを予定しており、記録をさらに更新する。