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トルコは英語で「ターキー」、現地での呼称は「テュルキエ」、どんな意味?

日めくりクイズ『カラー新版 地名の世界地図』より#5

2020/10/16

source : 文春新書

genre : ライフ, , ライフスタイル, 歴史

note

トルコは英語で「ターキー」、現地での呼称は「テュルキエ」、どんな意味?

 正解は「力強い人」でした。「軍団」という意味もあるようです。

“文明の十字路”と呼ばれ、紀元前から栄えていた地域です。古くは鉄の民ヒッタイト、ギリシャ、ローマ、セルジューク・トルコの支配を経て、オスマン帝国の中心地として繁栄しました。

 首都のアンカラはヒッタイト語で「宿泊地」、あるいは「谷間の地」という意味だと言われています。ローマ時代はアンゴラと呼ばれていて、そこからアンゴラ山羊の名前になったとか。

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©21世紀研究会

 ちなみに、なぜ七面鳥を「ターキー」(トルコ)と言うのでしょうか。

 もともとはアフリカ原産のホロホロ鳥がトルコ経由で輸入されていたので、イギリスでは「ターキーコック」(トルコ鶏)と呼ばれていました。16世紀になってアメリカから七面鳥が持ち込まれると、ホロホロ鳥にすごく似ていたので、「ターキー」と名付けられたそうです。すると、ホロホロ鳥のほうは「ギニア鳥」と呼ばれるようになりました。

カラー新版 地名の世界地図 (文春新書)

21世紀研究会

文藝春秋

2020年9月18日 発売

トルコは英語で「ターキー」、現地での呼称は「テュルキエ」、どんな意味?

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