昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2020/10/17

YouTubeは9日で100万人突破!

 どんな芸人でも、笑いのためなら体を張る覚悟は持っているものだ。だが、江頭のそれは次元が違う。常に全力投球で、命を懸けて笑いを生み出そうとする。そんな江頭の生き様は、一部のお笑い好きには高く評価されてきた。だが、世間一般にはなかなか受け入れられていなかった。

 そんな江頭が今ではYouTubeの世界で華々しい成功を収めている。2020年2月に始まった彼のYouTubeチャンネル「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」は、開設からわずか9日で登録者数100万人を突破。そこからも勢いは止まらず、10月16日現在では216万人を超えている。

【Twitter】番組を告知する「エガちゃんねる」公式ツイッター
 

 その動画に寄せられたコメントも、ほぼすべてが好意的なものだ。ネガティブな感想を述べる人がほとんど存在せず、ポジティブな意見の多くは熱の込もった大絶賛である。

 江頭が、なぜいまYouTubeの世界で成功を収めているのか。そして、それだけの人気を獲得できたのはなぜなのか。

実は「いい人」なのでは…?

 その兆候は数年前からあった。江頭が密かにボランティア活動を行っていることが明かされ、実は「いい人」なのではないか、という話が広がり始めたのだ。

 東日本大震災のとき、江頭がプライベートで被災地の救援活動を行ったという噂が流れた。本人は当初、沈黙を貫いていたのだが、あまりにもマスコミで騒がれてしまったため、インターネット番組の中で真相を明かした。借金して自腹で物資を集め、自らトラックに乗り込んで被災地に出向いていたのだという。

2016年リオ五輪の会場にも応援に駆けつけた ©AFLO

 最近でも、九州豪雨の被害に遭った自治体に100万円を寄付することを動画の中で発表した。そういった江頭の一面を見て、彼のことを生理的に苦手だと感じていた人も、その人間性を再評価するようになってきている。

 江頭がテレビなどで体を張った過激なネタをやるのも、災害などのボランティア活動に精を出すのも、彼の中では本質的に同じことなのではないか。それはすなわち「思い立ったらすぐ行動」「やるからにはいつも全力」ということである。