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2020/10/25

genre : ニュース, 社会

 組織犯罪対策を担当している警察当局の捜査幹部も、「竹中組、大同会ともに、高山に向けて6代目山口組の傘下組織としての存在感をアピールするために事件を起こした可能性がある」と同様の見方を示す。

 高山の出所前については、警察当局内部でも「影響はそれほどない」とする懐疑派と、「大きな動きに繋がる」とする警戒派に意見が割れていたという。しかし、出所後に続発した事件をきっかけとして、警察当局は改めて高山の影響力を認識することとなったようだ。

警視庁 ©️iStock.com

相次ぐ6代目側への移籍、ヒットマンは潜伏か?

 高山出所から1年が過ぎた現在でも、高山出所後の緊迫した状態が続いていると言っていい。その中で、いま所在が注目されている人物がいる。絆会ナンバー2の金沢成樹だ。

 9月28日、長野県松本市に拠点を置いている絆会系竹内組(当時)が、6代目山口組系への移籍がほぼ内定したことで、絆会の金沢が竹内組組長の宮下聡を銃撃。宮下は一命を取り留めたが、金沢は拳銃を所持したまま現在も逃走中なのだ。

(写真はイメージ) ©️iStock.com

 長野県警が殺人未遂容疑で指名手配して行方を追っているが、別の事件を引き起こすために潜伏しているのではないかとの不穏な情報も錯綜している。

 この事件の発端となった絆会系竹内組をめぐっては、同組組員約30人は6代目山口組系弘道会傘下に移籍。ほかにも、神戸山口組系だった宅見組からも数十人が6代目山口組側に移籍し、神戸山口組系木村会も6代目山口組系に名称を変更して移籍したとされる。

 高山出所から1年が経ち、いよいよ地殻変動の様相を見せている対立抗争。形勢は6代目山口組側に有利に動いているのが実情だ。(敬称略)

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