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【漫画で読む】同性愛が広まると区が滅びる?

 
 
 
 

同性婚が認められると同性愛者は増えるのか

「同性愛のカップルに育てられると/同性愛について学校で教えると/同性愛を描いたドラマや映画が増えると、同性愛者になる

 そもそも、異性愛ではないことを"よくないこと"と捉えているからこそ出てくる発言ですが、はたして同性愛が当たり前になり、法律によって異性愛者と同じ権利が認められるようになったら、同性愛者は増えるのでしょうか。

 漫画の中にもありますが、現在の社会は異性愛(かつシスジェンダー)の物語で溢れています。多くの人が異性愛者の家族のもとに生まれ、異性愛を前提とした教育を受け、異性愛を描いた映画やドラマ、小説と触れ合ってきます。異性愛者を想定したサービスも、世の中に溢れていますよね。

 しかしそんな社会の中で生きているからといって、同性愛者は異性愛者になるでしょうか。今よりももっと異性愛規範が強く多様性が認識されていない時代に生きていた当事者たちは、異性愛者になったでしょうか。

同性婚を認めたらどうなる? 世界で賞賛された国会議員のスピーチ
今、私たちがやろうとしていることは「愛し合う二人の結婚を認めよう」。ただそれだけです。
www.huffingtonpost.jp

 当然、今回のような議員による差別的な発言が許されない社会の空気ができ、法律面の差別も解消された世の中では、今よりもカミングアウトをする人は増えるかもしれません。それはつまり今まで、そして現代においても、カミングアウトをすることができずにいる人が多くいるということ。

「法律で認めると同性愛が広まってある自治体が滅びてしまう」という考えがどれだけ非論理的かわかると思います。