学歴マウントの取り合いに命を賭ける港区女子
さらに、ある意味で男性社会よりも学歴マウントの取り合いが苛烈を極めるのが港区女子だ。美容クリニックで医療事務をしている元港区女子のFさん(30歳、女性)は、「港区女子には“学歴厨”がものすごく多く、女子会で普通に会話していても、その合間合間に彼氏や狙っている男性の出身大学の話がバンバン出てくる」と証言する。
「彼氏の話題では、その勤務先とともに出身大学に関するトークが鉄板です。彼氏がMARCH(明治、青学、立教、中央、法政)とかの出身だったりすると、即座にマウントを取られる。たとえば、日大出身の彼氏と付き合っていると言うと、『うちの彼氏なんか東大卒のくせに掃除もできなくて』なんて調子で自慢してきます」(Fさん)
なかでも港区女子のマウント取りが激しくなるのが「医学部」という言葉だ。Fさんによれば、女子会に医学部出身の彼氏をもつ子がいたりすると、すかさず別の女子が「どこの医学部? 私の元彼は慶応医学部でさ~」となぜか元彼の大学まで持ち出して張り合うという。
「ある飲み会に早稲田出身の男性がいたとき、『私の彼氏は京大卒だけど』と男性相手でもマウント取りにいく港区女子を見たことがあります。あまりにもマウント取りに命を賭けすぎなので、もはや『プロの格闘家かよ』って思うくらいです」(Fさん)
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念のために付け加えると、その人の能力や価値は学歴で決めるわけではない。世の中には立派とされる学歴でなくても素晴らしい人がたくさんいる。もしこうした学歴マウントを不快に感じたり呆れたりしたのなら、ぜひとも反面教師としてほしい。