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こんな経営者ばかりでいいのだろうか……
「官僚になって国家というものを勉強しなさい」という父のアドバイスで、通産省に入省した村上さん。上場企業のトップと交流を深めるようになりますが、自分の会社の財務状況を把握していない経営者が多いのに愕然とします。日本経済にとって、これでいいのだろうか……。
投資家が経営者を監視する仕組み──コーポレート・ガバナンスが日本にも必要になってくると確信した村上さんは、通産省の中で勉強会を開きます。「株主と経営者との間に緊張関係があってこそ健全な企業の成長が望める」と周囲に説きますが、誰も聞く耳を持ちません。
政策をつくっているだけでは駄目だ。自分がプレイヤーとなって資本市場を変えていくしかない。村上さんは通産省を辞め、投資ファンドを設立することを決意します──。
続きは、『マンガ生涯投資家』に収録されています。
コミック化にあたり、原作者と漫画家のお二人からメッセージをいただきました。
村上世彰
原作の『生涯投資家』は、若い方を中心に「難しくて途中であきらめた」というコメントもいただきました。今回のコミカライズによって、より多くの若い方に読んでいただき、お金や株式市場の在り方について、それぞれに考えていただくきっかけになったらとても嬉しく思います。
西アズナブル
マンガの主人公「物言う株主」村上世彰氏というキャラクターを軸に、時代の転換点にいた登場人物たちの人生を追体験してもらえたら幸いです。原作を読まれた方も、マンガ版と読み比べて楽しんでいただけたら!