冬の風物詩「週刊文春 ミステリーベスト10」。44回目を迎える今年は、国内では大ベテラン、辻真先氏の『たかが殺人じゃないか』(東京創元社)が接戦を制し、堂々の1位。一方で20代の阿津川辰海氏が『透明人間は密室に潜む』(光文社)で2位に入るなど、ニューフェイスが大躍進した。

 海外では王者の風格すら漂うアンソニー・ホロヴィッツ氏が『その裁きは死』(創元推理文庫)で見事3連覇を飾った。

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 アンケートに回答したのは全国の日本推理作家協会会員及びミステリー作家、文芸評論家、書店員、翻訳家、各大学ミステリー研究会など。

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「週刊文春」(12月10日号)では国内部門1位となった辻真先氏、海外部門1位となったアンソニー・ホロヴィッツ氏のインタビューを掲載。ランクインした作品の概要、選評は電子書籍『週刊文春ミステリーベスト10 2020』(12月10日発売)にも掲載される。