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 立皇嗣の礼を終えたばかりの秋篠宮さまは11月30日、55歳の誕生日を迎えた。これに先立って行われた記者会見で、眞子さまの結婚問題について次のような考えを示した。

秋篠宮ご一家 秋篠宮さま、11月30日54歳御誕生日を前に(宮内庁提供)

秋篠宮さまがおっしゃった「結婚と婚約の違い」とは

「いろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております」

「実際に結婚するという段階になったら、もちろん、今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています」

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 今回の西村長官の発言は、こうした秋篠宮さまの考えを踏まえたものだろう。振り返ってみると、秋篠宮さまの姿勢は、一貫しているのだ。

 2018年11月に行われた誕生日会見で秋篠宮さまは、「小室さんに関わること、これが毎週のように週刊誌等で報道されていることは(中略)承知はしております」と、前置きした上で、「今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」、「今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは,いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」との見解を披露している。

55歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さま(2020年11月) ©時事通信社

「支えていくという意味でお話ししたのとは違います」

 さらに、記者から「『相応の対応』ということを仰られましたけれども、これは、お二人の結婚の意思が今も非常に堅くて、そのお気持ちを今後も支えていかれるというふうに受け止めてもよろしゅうございますでしょうか」と聞かれ、秋篠宮さまは「支えていくという意味でお話ししたのとは違います」と、やんわり否定。

 そして、「相応の対応というのはこちらの対応ではなく相手側の対応ですね。(中略)やはりきちんと、どういうことなんだということを説明をして、そして多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る、それが『相応の対応』の意味です」と、より丁寧に自分の意見を解説した。