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1年の転職活動を経てたどり着いた3つの答え

カネなし、カレなし、コネもなし。30オンナの脱力系転職活動記

2017/09/21

 

無職になっても死にはしない

 次に、「無職になっても死にはしない」ということ。これを読んでくださっている方の中には、今まさにブラック企業で働いている、という人もいるでしょう。辞めたい、でも辞めてから次の仕事を探すとか計画性がないと思われて内定をもらえないのでは。そんな不安で辞める踏ん切りがつかないという方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。この転職活動で実感しました。命あっての仕事です。自分の命を大事に、とんでもない企業からはさっさと逃げ出しましょう。

 ちょっと話はそれますが、先日オーストラリアから帰国した友人からこんなことを聞きました。

「日本人は条件交渉が下手だから、海外では最低賃金以下で働かされている人がたくさんいる」

 きっちり条件交渉するヨーロピアンより安価な労働力としていいように使われているそうです。結果、日本人は安く雇える、ということになって、日本人に提示される給与額は低いのだとか。そんで条件交渉しないので、低い給与額をあっさり飲んでしまう。負の連鎖ですね。

 何が言いたいのかというと、あなたがブラック企業から逃げないと、あなたが未来のブラック企業被害者を生むことにもなるのです。人が集まらない企業はつぶれるか条件を良くするかしかないですからね。そのままのブラックな条件で働き続ける人間がいれば、企業は条件を変えないでしょう。

キヨシマの転職活動メモ
一、 無職を恐れずブラック企業からはサッサと逃げよう

学生時代の就職活動は一生もの

 最後に、何で私がこんなにグダグダ転職活動をやってしまったかというと、根がグータラという大前提もありますが、学生時代に就職活動をきちんとしなかったツケだと思っています。

 学生時代にちゃんと企業研究や自己分析をしておけば、自分の興味関心、向いている業界などがわかるので、的を絞って転職活動ができたでしょう。ですが怠ってきたため、アラサーにもなって改めて「私ってどんな仕事が向いているのかな?」「そもそも世の中にはどんな仕事があるんだろう」というところから始めなければなりませんでした。

 学生さんの中には、「私はもう行きたい企業・業界が決まっている!」「自己分析なんかしなくても内定もらえたし」という方もいらっしゃるでしょう。ですが、自分の人生の棚卸という意味も含めて、就職活動を真面目にされることをオススメします。

©iStock.com

 今後ますます、新卒で入った企業にずっと勤め続ける方というのも珍しくなっていくと思います。それに、10年後、20年後には今ない仕事がたくさん生まれているでしょう。

 そういった将来に備えて、「自分とは何に興味がある、どういう価値観をもった人間なのか」を学生のうちに考えておくと、その後人生の岐路に立った時、サッと選択できると思います。

キヨシマの転職活動メモ
一、無駄に感じるかもしれないが、学生時代しっかり就職活動をしよう

 以上、1月から18回にわたってお送りしました転職活動記はこれにて終了ですが、このダメな感じを反面教師にして、多くの方がスムーズに、より自分に合ったお仕事と出合えることを祈っております。

 今年4月から働いておりますが、やっぱり働くのって楽しいですね。そう思える仕事に出合えたので、1年の無職期間も無駄ではなかったのかなと思う今日この頃です。

※この連載は、新聞記者として5年働いたキヨシマによる、「脱力系」転職活動記です。書かれていることは全て現在進行形のノンフィクションです。長い間、ご愛読ありがとうございました。

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