佳子さま「誰もが人生の選択肢を増やすことができ、自らの可能性を最大限生かしていけますように」
佳子さまは、新型コロナウイルスの影響でご活動が制限される中、積極的にオンラインを利用して公務に携わられているという。秋篠宮さまは、昨年の誕生日会見で佳子さまのライフワークについて、「彼女のライフワークとして持てるものというものがあると良いのではないかなと思っています」と述べられたが、とりわけ印象に残っている佳子さまのお言葉がある。
「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もが人生の選択肢を増やすことができ、自らの可能性を最大限生かしていけますように、そしてそれが当たり前の社会になりますようにと願っております」
10月10日、日本のガールスカウト運動100周年を記念し、オンラインで開催された「国際ガールズメッセプレイベント」を鑑賞された佳子さまは、式典にビデオメッセージを寄せられ、プレイベントのテーマとして掲げられたSDGs (持続可能な開発目標)17の目標の達成、特に目標の5番目にある「ジェンダー平等」の実現などについて触れながら、こう述べられたのだ。佳子さまはメモを取りながらプレイベントを熱心に鑑賞されたという。
佳子さまは昨年も、「少女と女性の視点に立って、コミュニティをよりよくするための活動を広く一般から募集し、優れた活動を表彰」(公益社団法人ガールスカウト日本連盟HPより)する式典「コミュニティアクション チャレンジ100アワード表彰式」に臨席されている。
このお言葉は、佳子さまが国際基督教大学ご卒業に際しての文書回答で「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と綴られたことにもつながるように思う。ファッションやお言葉など、佳子さまが発信されるメッセージに、今後も注目したい。