(11)2020年8月4日 府知事・吉村さん、いきなり「イソジン吉村」になる
「うがい薬で唾液中のコロナウイルス減少」吉村知事会見(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASN8465THN84PTIL01M.html
マスコミに対して突然「大阪府が、緊急で画期的な発表をする」というので、なんだなんだと思ってテレビをつけてみたら、これ。吉村洋文さん、コロナウイルス感染予防には「イソジンが効く」と言い始め、いままでのこの人は馬鹿なのではないかという疑惑が「イソジン吉村」とかいう新たな二つ名の登場によって確信に変わった瞬間であります。
喉のうえをイソジン(ヨード液)が通った後でウイルス量を確認したら減少していたので、コロナウイルスにはイソジンが効く、という吉村洋文さんの自信たっぷりの会見を見て、呆然とした医療関係者は少なくなかったでしょう。
お陰で薬局にイソジンを買い求める国民が殺到、まさに官製あるある大辞典状態となり、イソジンバブルが到来したのであります。
思いつきで二重盲検もせずイソジンがコロナの特効薬であるかのような会見をやるのはやめましょう。
(12)2020年11月19日 都知事・小池さん、「3密」にかわる「5つの小」とか言い出す
小池都知事が会見。会食は少人数・小一時間・小声・小皿・小まめの「5つの小」で(トラベルWatch)
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1290264.html
「3密を避けましょう」が標語として定着し味を占めた小池百合子さん、今度は会食において少人数・小一時間・小声・小皿・小まめの「5つの小」と言い出し、物議を醸しました。
原理原則を繰り返し呼びかけようとする小池さんのパフォーマンスは正しいのかもしれませんが、いかんせん新しい標語を次々と繰り出すため、必死さの割にさっぱり定着せず、もうちょっとやりようはあるんじゃないかと思うんですよね。3密はともかく「5つの小」のように「うまいことを言おうとする」必要は無いんじゃないかと思うんですよ。
結果として、このあたりから東京を中心とする感染者の拡大が止まらなくなっていきます。