雅子さまはお誕生日に際してのご感想で、「新型コロナウイルス感染症により、世界中で、そして日本国内でも多くの方が亡くなっていることに対し、この場をお借りしてお悔やみ申し上げます。世界の各地で、あるいは日本国内で、多くの方がこの感染症に苦しみ、懸命の治療にもかかわらず亡くなっていく現実は、本当につらいものです」とご胸中を綴られた。皇后陛下となられた雅子さまが今、どのような御歌を詠まれるのか、関心を持っている人も多いのではないだろうか。
「歌会始の儀」には「半年以上前からご準備を」
ある宮内庁関係者は、「『歌会始の儀』の御歌は精魂を込めてお詠みになります。半年以上前からご準備を重ねられ、和歌を詠まれるだけではなく、毛筆で書かれるのです」と話したことがあった。「歌会始の儀」は皇居・宮殿の松の間で行われ、両陛下や皇族方が詠まれた歌のほかに、多数の応募作から選ばれた10人の入選者、天皇陛下に招かれた召人(めしうど)らの歌が披露される。両陛下や皇族方が、国民とともに同じお題で歌を詠まれ、経験や思いを共有される年初の行事ともいえる。それだけに、心を込めて臨まれるのではないかと拝察している。
雅子さま「新年行事」幻のロングドレスは……
皇室では新年恒例の行事として、元旦に両陛下が皇族方や三権の長、各国大使らから祝いの言葉を受ける「新年祝賀の儀」、2日に「新年一般参賀」、そして前述の「講書始の儀」、「歌会始の儀」などが行われる。それぞれの行事で、雅子さまをはじめ女性皇族方は新年の華やぎを感じさせるような色とりどりのロングドレスをお召しになる。
延期のため、今年はまだ拝見することがかなわないが、行事に合わせたお召し物も準備なさっていたはずだ。雅子さまはどのようなドレスを考えられていただろうか。